明日の月光 ver.2008 Page1
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今日の青空の次の更新は2009年9月です

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砂漠は砂なんかじゃない!

砂漠の神秘に迫れ!

砂漠とは、雨があまり降らず降水量よりも蒸発量が多い土地のことをいい、植物がほとんど生息せず、水分も少ないため、昼と夜の気温の差が激しいのです。
なので、農業には適しませんし人間の居住が難しい地域です。
砂漠、日本では漢字として砂を当てはめているので、砂漠は砂ばかりのイメージがありますが、『砂だけ』の砂漠は少なく、実際には岩原など色々様々です。

乾燥しているのに、どうして砂漠にはオアシスがあるのか。
砂漠の砂の下には岩盤があり、山々の雪解け水や熱帯雨林を水源とする大河がその岩盤の間で地下水脈を作っていることがあります。
たまたま地形的にその地下水脈層が100メートルくらいの浅いところに来ている場所では自然に湧き水が出たり、人間が井戸を掘ってカレーズという地下水溝を遠くまで引くなどして、人が住める環境を作る。
これらが『オアシス』となります。

 砂漠化していく大地をどう食い止める?!

水源があったからこそ砂漠でも人々が集まり、文明が発達したのです。エジプト文明がそうでした。
またメソポタミア(現在のイラク)は、農業が始められた最初の文明が起きた地域だと言われています。
そこは豊かで土壌が越えていたのですが、過度な農業活動により土壌が渇いて行ったことと河の上流にあった森林の伐採によって、砂漠化してしまいました。
現在環境問題で砂漠化が取り上げられていますが、年々砂漠化は広がっていく一方です。
焼畑農業や放牧だけが原因ではなく、諸国の土地開発の失敗や温暖化による気温の変化もまた一つの原因だと言われています。
今、砂漠を農業可能な土地にしようと、世界中の学者達が『土地にどう水を留めるか』と研究をしています。
日本では納豆の糸を固めて土地に埋めればどうかという研究をされておられる方達がいらっしゃいました。何でも納豆の糸はとても吸水性がいいんだとか。
品種改良も一つの方法です。
興味のある方は少し調べていただくと色々もっと面白い研究が出てくると思います。

砂漠化はとても深刻な問題です。生物はある程度の水が無くては生きていけません。
砂漠と言われると、もう一つ浮かぶサボテンは少ない水分を大量に細胞内にため込められるように砂漠で進化したために生きていけますが、例えばアサガオなどを砂漠に植えてもサボテンのような構造をもっていないそれは水が足りず干からびて枯れてしまうだけです。 かといって砂漠をすべてなくしてしまえば、砂漠に住む生き物達は人間のように適応力がないので生き絶えてしまいます。
地球上の自然として、砂漠は欠かせないものなのです。

その砂漠をどうにか増やさないようにするのが私たちの務めなのではないでしょうか?

記者 架鉈

理不尽問題

― 問 ―

A君とB君の家は1qの道路を挟んだ向かいにあります。

A君がB君の家へ秒速60p行き、B君がA君の家へ分速3.2mで行くと二人は何処で出会うでしょうか
(B君はA君より10分と2秒遅れて出発しました)

あなたには分かりますか?

記者 石田透子

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